終活のための財産目録の作り方|家族に想いをつなぐ第一歩

はじめに|なぜ今、財産目録が必要なのでしょうか

「終活」という言葉を耳にする機会が増えました。その中でも、多くの方が「何から手をつけていいのかわからない」と悩まれるのが財産の整理です。ご自身が元気なうちに財産の全体像をまとめておくことは、残されるご家族にとって、何よりの思いやりとなります。

もしも財産の情報が整理されていなければ、ご家族は預貯金や不動産、保険などを一から探し出さなければなりません。手続きに数か月かかることもあり、相続トラブルの原因にもなりかねません。そこで役立つのが「財産目録」です。今回は、神戸にお住まいの40代から70代の皆さまに向けて、財産目録の作り方をわかりやすくご紹介します。

財産目録とは何でしょうか

財産目録とは、その名の通りご自身が保有する財産をひと目でわかるように一覧にまとめたものです。プラスの財産だけでなく、借入金などのマイナスの財産も含めて記載します。

法律上、必ず作成しなければならないものではありません。しかし、作成しておくことで次のようなメリットがあります。

財産目録を作る3つのメリット

  • ご家族の負担を大きく減らせる…相続手続きがスムーズに進みます。
  • ご自身の財産状況を把握できる…老後の資金計画にも役立ちます。
  • 相続トラブルを防げる…財産が明確になることで、争いを未然に防ぎます。

財産目録に書く内容|プラスとマイナスの財産

財産目録には、大きく分けて「プラスの財産」と「マイナスの財産」を記載します。それぞれ具体的に見ていきましょう。

プラスの財産(資産)

  • 預貯金…銀行名・支店名・口座番号・おおよその残高
  • 不動産…土地や建物の所在地・地番・面積・評価額
  • 有価証券…株式・投資信託・国債などの銘柄と証券会社名
  • 生命保険…保険会社名・証券番号・受取人
  • 現金…自宅で保管している現金など
  • その他…自動車・貴金属・骨董品・ゴルフ会員権など

マイナスの財産(負債)

  • 住宅ローン…借入先・残高
  • その他の借入金…カードローン・キャッシングなど
  • 連帯保証…保証人になっている契約
  • 未払いの税金や医療費

マイナスの財産は見落とされがちですが、相続では非常に重要です。プラスよりマイナスが多い場合、ご家族が「相続放棄」を検討する判断材料にもなります。忘れずに書き出しておきましょう。

財産目録の作り方|5つのステップ

それでは、実際に財産目録を作る手順を見ていきましょう。難しく考えず、少しずつ進めていくことが長続きのコツです。

ステップ1|財産に関する書類を集める

まずは、通帳・保険証券・不動産の権利証・証券会社からの書類などを一か所に集めます。引き出しや金庫、押し入れなどに散らばっていることも多いので、家じゅうを一度点検してみましょう。

ステップ2|項目ごとに書き出す

集めた書類をもとに、先ほどご紹介した項目ごとに情報を書き出します。市販のエンディングノートや、パソコンの表計算ソフトを使うと整理しやすくなります。手書きでも問題ありません。

ステップ3|評価額や残高を記入する

預貯金の残高や不動産の評価額など、おおよその金額を記入します。正確な金額でなくても構いません。あくまで全体像を把握することが目的です。金額は変動しますので、後から見直す前提で気軽に書きましょう。

ステップ4|保管場所やパスワードもメモする

近年はネット銀行やネット証券を利用する方も増えています。これらは通帳がなく、ご家族が存在に気づけないケースが少なくありません。ID・パスワードのヒントや、契約している金融機関名をわかるようにしておくと安心です。ただし、パスワードそのものを目録に直接書くのは避け、別の安全な方法で管理しましょう。

ステップ5|定期的に見直す

財産の状況は時間とともに変わります。一度作って終わりではなく、年に一度、お誕生日や年末などタイミングを決めて見直す習慣をつけると、常に最新の状態を保てます。

作成するときの注意点

保管場所はご家族に伝えておく

せっかく財産目録を作っても、その存在をご家族が知らなければ意味がありません。「いざというときはここにある」と、信頼できるご家族に保管場所を伝えておきましょう。

完璧を目指さなくて大丈夫

最初から完璧なものを作ろうとすると、なかなか進みません。まずは思い出せる範囲で書き始め、少しずつ充実させていけば十分です。「できるところから」が終活を続ける秘訣です。

迷ったときは専門家に相談を

不動産の評価や相続税、遺言書との関係など、専門的な判断が必要な場面もあります。ご自身だけで抱え込まず、専門家や地域の相談窓口を頼ることも大切です。

まとめ|財産目録は家族への「思いやりの手紙」

財産目録は、単なる財産の一覧ではありません。残されるご家族が困らないようにという、あなたの思いやりの気持ちが詰まった大切な記録です。少しずつでも書き始めることで、ご自身の心も整理され、これからの人生をより前向きに歩んでいけるはずです。

とはいえ、「一人で進めるのは不安」「誰かに話を聞いてもらいながら整理したい」と感じる方も多いのではないでしょうか。そんなときは、神戸の地域密着型サイト「あい神戸」をぜひご活用ください。あい神戸では、地域の皆さまに寄り添った終活サポートを行っているほか、看護師が常駐する「看護師カフェ」も運営しています。お茶を飲みながら、健康のことや終活のこと、財産整理の不安まで気軽にお話しいただけます。

終活は、決して寂しいものではありません。これからの毎日をより安心して過ごすための、明るい準備です。あなたの終活の第一歩を、あい神戸がやさしくお手伝いいたします。まずはお気軽にご相談ください。


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